ガラスのスパイス入

パリーゼ・ヴェトロ スパイス入れ

先日来、バッサーノ・デル・グラッパまで2度も訪ねたのは、このスパイス入を作っているガラス工房を見るため。
スパイスをこの中にいれてみたら、途端に台所やテーブルがパッと映えた。
料理をするのがさらに楽しくなりそう。すごく素敵。

カタログもない、ヴェネト地方のボッテガ(工房)パリーゼ・ヴェトロ。
イタリアのこういう職人魂に、惚れているから、ここにいるんだなぁ、と思います。

フィノッキオのスープ

1週間、療養生活に入っていました。久し振りに昨晩帰国。
体調が整って、朝は雨上がりの散歩も楽しめて、素晴らしい気分です。

提供されていた食事は、庭から穫れたての葉野菜のサラダからはじまり、セコンドまで、すべてベジタリアン。
美味しくて、普段より食べてしまったくらい、、、。

その中で、旬のフィノッキオを使った、スープがとても印象的だったので、家でつくってみました。
というか、種を明かすと、日曜日に空いているスーパーには野菜の種類があまりなく、
美味しそうだったのが、フィノッキオぐらいだったからなのですが。

『フィノッキオのスープ(イタリア語ではヴェルタータ)』

1)フィノッキオ2株を20分くらい中火で蒸します。
2)バーミックスにかけます。(繊維が多いので、本当は伝統的な野菜こし器がベストとのこと)
3)野菜コンソメを少し準備します。(お湯200ccに小匙1杯くらい)
4)好みのゆるさにのばします。
5)オリーブオイルをかけて、Buon Appetito!

私は、少しポッタリしたくらいが好きなので、濃いめに。
そこにオリーブオイル。今日は青さが素晴らしいティトーネDOPを使いました。
でも、写真をみると、絵的には、かけすぎちゃってますね。(涙)
美味しいから、ついたくさん使ってしまいます。これは秀逸なオリーブだからこそ。

*******

1週間振りに帰ってきてすぐ、まずベランダに直行。
元気な植物に、ホッとひと安心。ミントが巨大になっていて、驚きました。
近いうちに、タブレか、ベトナム料理でも作ろうかと思います。

久し振りにタイムリーなアップデートができました。(涙)
太陽がでてきました、ちょっと仕事を一休みして、お散歩にでかけましょう。

よい1週間になりますように。

ミラノ・サローネ

リナシェンテ カルテル
ミラノで一番大きなイベント『サローネ・ディ・モービレ』。通称『ミラノ・サローネ』。今年は残念ながら雨、雨、雨。初夏から一気に冬に逆戻り。さむーいサローネでした。しかしながら、サローネはやっぱりミラノが一番華やぐ季節。そしてお客様がたくさんいらっしゃる時期でも。

上は、ミラノのデパート『リナシェンテ』のウィンドー。モレスキンとカルテル。

ミラノの街中に、サローネならではのお化粧が。

ミラノ・サローネ ジャパンクリエティブ

ミラノ・サローネ ジャパンクリエティブ

今年一番興味深かったのは、Japan Creativeという、日本のモノ作りの伝統と技術を世界のデザイナーとコラボして、世界に発信していく、というもの。コーディネーターの友人の助っ人として通訳を頼まれて、午後のひととき、この会場にスタンバイ。特に雑誌の取材は入らなかったものの、ヒノキ工房の戸澤さんと、デザイナーのピーター・マリゴールドさんの会話の通訳をする幸運に恵まれました。その後も、戸澤さんと西岡常一・法隆寺
最後の棟梁の話をいろいろ教えていただいたり、日本人にとって木とは何か、という話をうかがったり、とても仕事とは思えないほど素敵な時間。

一流の人とは、素直で謙虚である、ということを二人と接して改めて感じたのでありました。

ミラノ・サローネ ジャパンクリエティブ

また、この時期、サローネに出展した日本人アーティスト『Spread』、そしてミラノの酒愛好会『酒道 La via del Sake』の皆さんのおかげで、私たち『オルト・デイ・ソーニ』のためのチャリティ酒テイスティングを開催していただきました。皆さんのご好意に、感謝!

Spread Sake Tasting

ミラノサローネ 酒テイスティング

酒道 ミラノ・サローネ

ミラノサローネ 酒テイスティング

空豆とペコリーノチーズのサラダ

先日のイースターでアンナが作ってくれた、空豆とペコリーノのサラダが忘れられず、再現。

【空豆とペコリーノのサラダ】
1)空豆を生のまま取り出す。(イタリアの空豆は、皮も剥かず生でも甘くて美味しいけれど、日本ではさっと茹でて)
2)ペコリーノを空豆とバランスのよい大きさに切る。
3)ボールに1)と2)を入れて、塩とオリーブオイルで和えます。Buon Appetito!

シンプルかつデリケートな美味しさには、ストゥポルムンディをチョイス。
チーズは、市場のおじさんが薦めてくれた、サルデーニャのペコリーノのドルチェ。
塩とオリーブオイルを加えると、旬の風味が、一層調和します。
旬ならではの美味しさ。

この日は最近見かけるようになった、Barba di Frate 修道士の髭という名前の野菜も購入。
オカヒジキみないな野菜です。誰に聞いても、さっと茹でてオリーブオイルをかけるか、
オリーブオイルで炒めるか、のどちらかの調理法。今日は茹でる方で。
栄養いっぱい!という緑の味を噛みしめられて幸せ。ほんのり甘みがあって、さっぱりした美味しさ。

先週の金曜日に、ミラノ郊外のマクロビオティックのレストランに連れていってもらい、
野菜の美味しさのパワーを改めて実感。最近やっとイタリア語も慣れてきて、知る楽しさが倍増中です。
市場で旬の野菜を買う度に、イタリアにいることに感謝します。

料理上手な隣人の週末ランチ

ミラノで、人付き合いにものすごく恵まれています。特筆すべき私の幸運は、とても社交的で、知的好奇心旺盛で、なんといってもお料理上手、おもてなし上手のお隣さんがいること(本当に建物がお隣)。日本人で、同い年のI君は、ミラノ在住もう20年以上。ときたま突然、『ランチに来る?』と幸せなお誘い。もうどれだけ、ご馳走になったことか。

アンティークの趣味がとてもよく、アートにも造詣が深く、私が幾度に『ジェラシー』って言って笑うほど、素敵なお皿、椅子、古い壷などが、上品にそしてさりげなく、並んでいます。

土曜日に市場に行ったときに、カサゴを一匹購入して、圧力鍋でアクアパッツァを準備してくれていました。ちょうどお彼岸のすぐ後で、Mさん作のおはぎ!も。テーブルコーディネートも、毎回、やるなぁ、と唸らされます。セブの古い圧力鍋が、すっごくかわいい。彼にぴったり。魚介類たっぷりのアクアパッツァはいただいた後、少しだけ残したソースで、パスタに。皆よく食べた!すべてのソースをパンにつけて。生の空豆も春。胡麻をすってMさんが作ってくれたおはぎも、春の味。I君、次は何をご馳走してくれるかな?テーブルを囲んだ人々も、みな気持ちよい人ばかりで、素敵な早い春の昼下がりでした。

バッサーノ・デル・グラッパ

3月の訪れた、バッサーノ・デル・グラッパの写真を久し振りにみていたら、アップしたくなりました。
春を遠くに感じ始めた頃のバッサーノは、20年前はじめてイタリアを訪れたときのことを思い出させてくれました。

私の友人のイタリア人からいわせると、このオーストリアに隣接した地域は、世界大戦のとき、彼らの踏ん張りでイタリアを守ってくれた、という尊敬の気持ちがあるそう。思わずヘミングウェイをもう一度読みたくなります。
この貧しかった地域のベネトは、ベネトン、ルグゾティカ(サングラス)、ディーゼルなどの大企業のベースだけでなく、イタリアの経営者を多く生み出している地域でも。

パン屋さんには、ピンツァというレーズンのお菓子と、イースターのお菓子、コロンバと大きめのコロンバローネ。

この河の脇に、グラッパの2つの名蒸留所『ナルディーニ』と『ポリ』があります。
ポリの中には、グラッパ美術館。古い小瓶のコレクションが綺麗でした。

この地方の名物サラミ・ソプレッサ。白ワインとにんにくて調味され、頭の軟骨も入れるという話も。。。半生で美味。下は、山の名物パスタ、固めのビゴリ。

小豆島に旅発つ、オリーブの苗

美しい中世の街・ルッカにてクリスティアーノと落ち会い、車で30分ほどペッシャへ。
オリーブ栽培のプロ・ニコラさんに会って、オリーブオイルのプロのクリスティアーノの小豆島プロジェクトを進めていくため。
必ず勉強になるであろう、と同行。結果は、はるかに想像を超えるほど実りある1日だった!

ニコラさんが育てているオリーブの苗は、世界中に輸出されている。
小豆島の話をしたとき、彼のビジネスにしたらごく小さなボリュームであるにも関わらず、『素晴らしい品質のオリーブを選りすぐって日本に送ろう』と提案。しかも価格は通常の半額で、プロジェクトを応援したい、とクリスティアーノに伝えたとのこと。

二人の手間たるや、大変なものなのだけど、オリーブ文化に携わるものとしての情熱、とでも呼ぶべきか。
3時間、オリーブの苗をみながら、葉やオリーブの形状や、味わいの特徴から、どんな土地に適するかという説明まで、ゾクゾクするぐらい面白かった。(やっぱり私も、オリーブオイルオタク、、、)

昼食中も、小豆島の土の特徴から、海抜、風がどのくらいふくのか等々、ニコラさんからの質問攻め。クリスティアーノはクリスティアーノで、テイスティングした小豆島のオリーブオイルに、どんな品種のオリーブオイルをブレンドしたら、よりバランスがとれて、よい特質が際立つかを、情報交換。(これぞ彼のArt of Blending!)

現場で実際に活躍する、それぞれの分野の圧倒的なプロには、イタリアのオリーブ業界、ひいては世界のオリーブオイルの世界をより秀でたものにしようとする熱意に充ちている。聞いてみると、ニコラさんは家業のオリーブ栽培を引き継ぐ前、ミラノで企業コンサルタントとして働いていたとのこと。苗の整然とした並べ方、支え棒の差し方、返事の早さに、その仕事能力をうかがえる。残念ながらこういう人は、農業の分野にあまり多くない。ニコラさんは、世界を放浪したこともあるらしい。クリスティアーノはクリスティアーノで、12年前にスローフードの初講師になる前は、コンピューター技師だった。こんな二人が、イタリアの農業に違う風を吹き込んで、イタリアらしさを大切に、より高みに引き上げていく新世代なのかもしれない。

オリーブの木々の間からみえる、かわいらしい村。トスカーナにきて、地方料理の魅力を再確認。前日のディナーでは、クリスティアーノから、イタリアの食文化、またお百姓さんたちのメンタリティーが、ルビコン川を挟んでどう違うか、という面白い話を聞ける。あぁもっと勉強したい、もっと知りたい!まだまだ知らないことばかり。

プロと仕事をするのは刺激に充ち満ちている、と感じたルッカでの1日でした。11月はクリスティアーノとともに、小豆島を訪れたいと思います!

ミラノ二日間の文化イベント

先週末、ミラノで2日間の日本文化イベントが開催されました。さまざまなミラノの日本文化関係の団体が参加、その参加費代わりの寄付を、すべて私たちの団体『オルト・デイ・ソーニ』に寄付してくださいました。

この企画の生みの親・歌手の菊池しのぶさん、イタリア人の太鼓グループKYOSHINDOの方々など、素晴らしいコンサートも。

コンサート会場では、朝日新聞出版から発刊されたばかりの『福島の子供達の手紙』の朗読も、俳優さんと子供達によって実現しました。子供達の声で、手紙を改めて聞くと、何度も読み返していたのに、感極まってしまいました。イタリア人たちも泣いている人が見受けられました。

『原爆と人間展』も素晴らしい内容で、イタリア人もじっくり見入っていました。生の犠牲者の様子と声を、日本人として改めて胸に刻みました。

多くの皆さんのお気持ちと努力に支えられて、私たちのプロジェクトが進行中です。

小豆島の風

先日の青山ラ・クッチーナ・フェリーチェでのテイスティングセミナーを満足に終えて、帰国したクリスティアーノと打ち合わせ。彼ほどのテイスターは、本当に数少ないと思うほど、驚くべき能力の持ち主。日本で、セミナーに参加してくださった方々がいかに真剣だったか、と話がとまらないとまらない。

今回の日本訪問のもう一つの目的が、日本のオリーブの島『小豆島』。
突然行ったわりには、なぜか、さまざまな信じられない出会いが重なり、小豆島のオリーブオイルの関係者の方々と懇意になって、果てには、小豆島のオリーブオイルのレベルアップに今後協力することに。
・・・これも彼の才能でありましょう。驚き。

まずその第一弾に、オリーブオイルの苗を小豆島に送るそうではないですか。来週その木々の下見にトスカーナまで私も同行することにしました。なんといっても、彼ほどの知の塊のような人はいないので、勉強になるのです、一緒にいるだけで、ものすごく。

話が終わらないうちに、ランチタイム。そしてお土産に、目の前で作って詰めてもらったという、小豆島のおそうめんを持ってきてくれました。時間もないし、せっかくだからこれをいただきましょう、と家にあるもので、かき揚げをつくりました。

かき揚げは、玉ねぎ、桜えび、そしてベランダのバジルを鉢からとってたっぷりと。

デザートも、即席。作り置きして凍らせておいたアンコを出しておいて、アイスクリームと添えて、上からきな粉。

クリスティアーノは、かき揚げもデザートも、イタリアにはない食感、と喜びながら延々と感想と分析。天職についている人、というのはこういう人のことをいうのだな、と思ったランチでした。

春野菜たっぷりスープ

グリーンピースが甘くって、おいしくって、つい生でばかり食べてしまいます。
なのですが、今日は何かレシピを、というリクエストを頂戴して、スープを作ることに。

グリーンピースのピュレとコンソメのスープもシンプルで美味しいですが、野菜がせっかく美味しいから、春野菜をいろいろ入れて作ってみました。

こういうシンプルな美味しさに、活躍してくれるのがサーレ・エ・ペペのコンソメとハーブソルト。バイオダイナミックの生産者が作っているので、ナチュラルでいながら深みのある優しい美味しさ。

Turkのフライパンで炒めた、カリカリっとしたベーコンを載せて、できあがり。
どの野菜もとても甘くって、シンプルな美味しさ。
お替わりした2杯目のスープには、パルミジャーノを薄く削ってたっぷり。
これもコクがあって、違う表情の美味しさ。

やっぱり素材がよいと、なんでも美味しいですね。。。